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推し香水、解釈違いは大丈夫?Scentlyの概念香水オーダーレポ!

Scentlyを選んだ理由

「推し香水」ではなく、“自分”の香水を作りたかった

はじめに、お断りしておきます。

Scentlyを選んだ最も大きな理由は、「推しキャラクターの香水」ではなく、自分自身をテーマにした“概念香水”を作ってみたかったからです。

推しの香水サービスとして知名度のあるScently

推しの概念香水を作るために利用している方を沢山見かけます。

ですが、私は「自分のパーソナリティを香りで表現してみたらどうなるのか」という興味に駆られ、利用してみることにしました。

私自身、自己分析を好むタイプで、他者がどう自分を解釈するのか、それをどのように香りへ落とし込むのかを知りたいと思ったんです

決して私自身を“推している”わけではありません!笑

でも、オタク特有の細かなこだわりを詰め込めるサービスを探していたところ、Scentlyのオーダーシートの内容がピッタリだと感じたのです。

オタク特有のこだわりが詰められるScentlyのオーダーシート

Scentlyのオーダーシートには、「イメージ対象」に人外キャラクターを選べる欄があったり、「年齢」について精神年齢に触れてよい旨の記載があったりと、非常に”わかってる”印象をを受けました。

こうした項目があることで、個性を存分に表現できる可能性があると感じ、「ここなら自分のこだわりを存分に発揮できそうだ」と思ったのが、Scentlyを利用しようと決めた大きなきっかけです。

加えて、オーダーシートにはオタク心をくすぐるようなさまざまな設問が用意されています。

「推しの世界観」「キャラクター像」「対象の性格」など、回答するほどに自分のイメージの方向性が明確になり、“こだわりポイント”を余すことなく盛り込める点が魅力的でした。

オーダーシートの書き方とAIの活用

ChatGPTと一緒にオーダー内容を考えてみた

オーダーシートに記入する際、私はChatGPTを活用しました。

あらかじめ自分自身のことをかなり掘り下げて分析し、それをChatGPTのカスタム指示に入れています。

なので、「この項目には何を書いたら自分のキャラクターがよりわかりやすくなるか」などを相談しながらスムーズに作業を進めることができました。

ひとりで記入することも可能ですが、第3者からの視点や提案があることで、想定外のアイデアや表現方法が浮かんでくるのが面白かったです。

普段のChatgptの使い方はこちらで紹介しています。

「どの部分の自分を見せたいか?」が最大のポイント

オーダーシートにあれこれ書き込みすぎると、自分を総合的に表現したいがあまり、結局何を強調したいのか分からなくなりました。

私も最初はあれもこれも詰め込みすぎて収集がつかなくなり、最終的に「今の私を形成している大きな要素」に絞ってみることにしました。

現在の生活において大きなウェイトを占める「恋人との関係」をテーマに。

「出会いから今に至るまでのストーリー」を軸にオーダーシートを組み立てる、というかたちです。

香りが表現する段階を恋人から見た「初対面の印象 → 友人としての印象 → 恋人としての印象」のように分けて、それぞれのフェーズで感じる私の性格や行動を盛り込むイメージにしました。

自分なりに己っぽい香りも考えてみる

ChatGPTとのやり取りでストーリーを固めたあと、それぞれのフェーズに合う香りの方向性についても検討しました。

Chatgptには「シトラス、ピンクペッパー、ユーカリ、ミント、ムスクなんかが似合うかもしれない」と提案してきたので、その中でも好きな香りのシトラス系は絶対に使いたい、とオーダーに指定。

最終的には、プロの調香師さんがどのように解釈し全体を仕上げるかに期待を寄せつつ、楽しみに注文を完了させました。

Scentlyから届いた香水、解釈は合ってる?

届くまでの期間&発送スピード

注文してから約3週間ほどで香水が届きました。

発送のご連絡をいただいてから実際の到着までは1日程度でしたので、思ったよりスムーズだと感じました。

外箱はこんな感じ。おしゃれな見た目にワクワクが加速します。

中を開けると鮮やかなオレンジが。

ちゃんとイメージカラー使ってくれてる……!

ますますテンションが上がります。

解釈ページをチェック!

さっそく解釈と香りのページをチェックしてみます。

こんな感じでした。

(読み込みすぎて折れちゃった……)

こうした文章化された解釈があることで、「なるほど、調香師さんにはこう見えたのか」と納得しやすくなるのが良いですね!

香りの分析と衝撃の気付き

トップノート: 物静か…なはずが意外と弾ける?

トップノートは、ほのかな苦みを伴ったレモンのような爽やかさ。

オーダー通りなら「物静かで穏やか」な第一印象のはずだったので、やや控えめな香りを想像していたのですが、実際は想像以上に弾けるようなシトラス感があります。

もう既にお友達……?

ミドルノート: ローズの温かさと芯の強さ

続いてミドルノートでは、ローズを中心とした気高さや華やかさが感じられました。

確かに温かい雰囲気や芯の強い印象を表すにはぴったりだと感じます。

もう付き合っちゃった感じ……??

ラストノート: チョイス理由の記載なし!? どういうこと?

ここで驚いたのは、ラストノートに関する記載が見当たらなかったことです。

「初対面(トップ) → 友人(ミドル) → 恋人(ラスト)」というストーリーを想定していたので、ラストノートまで重要なはずなのに、なぜか説明がありません。

調香師さんはどうしてこの香料を選んだんでしょう?知りたかったなぁ……

次回の改善点&Scentlyの良し悪し

「ストーリーとノートのバランス」まで指定するべきだった…!

今回一番の学びは、「ストーリー上の役割と香りのノートを結びつけるよう明確に依頼しておくべきだった」という点です。

私は自分の中では「トップ=初対面、ミドル=友人、ラスト=恋人」とイメージしていました。

が、オーダーシートにはそこまで細かく書いていませんでした。

そのため、調香師さんがストーリーを別の視点で解釈し、香りの展開を仕上げたのだろうと思います。

香水の香りは好き!でも持続性は…

香りそのものはとても好きなテイストでした。

ただ、ミドルノートが落ち着いてきたあたりで香りが薄れ、ラストノートの印象を強く実感することができませんでした。

もしかしたら私自身が鼻が慣れてしまったのかもしれませんが、「せっかくなら最後までしっかり香ってほしい」と感じたのも事実です。

これは香水自体の特性や肌との相性もあると思いますので、一概にScentlyが悪いわけではありませんが、やや惜しさを感じました。

「もう一回リベンジしたくなる」推し香水サービスとしての魅力

全体的には、解釈と香りの方向性に納得できる部分が多く、好印象でした。

ですから、次こそは事前に「ストーリーとノートのバランスを明確に指定する」など、より詳細な要望を伝えたうえで再度オーダーしてみたいと思っています。

こうしてリベンジを考えられるところも、Scentlyの大きな魅力なのではないでしょうか。

「どんな香りを作りたいか」というストーリーと、その背景にある自己分析を深めるほど、次はもっと理想に近い一本が出来上がるかもしれません。

まとめ

  • Scentlyは推しに限らず、自分自身の概念香水を作れる点が魅力。
  • オタク特有のこだわりを詰め込めるオーダーシートが最高。
  • ChatGPTを活用すると、自分だけでは思いつかなかった視点が得られる。
  • ストーリーとノートをしっかりリンクさせて依頼することが大切。
  • 香りの持続性は少し物足りないが、全体の仕上がりは満足。
  • 次回はもっと細かいイメージを伝えて、リベンジ注文したい。

Scentlyのサービスは、一風変わった切り口で自分自身を見つめ直し、それを香りという形で表現するという貴重な体験を与えてくれました。

より納得感のある香りに近づけたい方は、ストーリー構成やノートへのこだわりも含めて、オーダーシートを徹底的に詰めることをおすすめいたします。

そうしたプロセスそのものが非常に楽しく、まさに“自分”を香水でデザインする喜びを味わえるのがScentlyの大きな魅力だと感じました。

……正規の楽しみ方とは離れてるけど!笑

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