
「アートに挑戦してみたいけど、描くのは難しそう…」って思っていませんか?
実は、写真を使えば誰でも簡単にゼンタングル風の立体アートが描けちゃうんです!
この方法なら、ibisPaintを知らなくてもアート経験ゼロでも大丈夫!
たった60分で、おしゃれな模様アートが描けちゃいます。
ibisPaintが初めてでも分かるように、画面の操作方法もしっかり解説 するから安心してください。
さっそく、写真を撮るところから始めましょう!
目次
用意するもの
描きたい物
まず、何か描きたいものを用意しましょう。
手順の紹介は折りたての紙風船を使うので、こだわりがない方はこの画像を保存してこちらまで進んでください。

できれば正八面体のような、カクカクしていて、各面の明るさがはっきりと分かるようなものが良いです。
反対に、りんごのような、丸っこくて、明るさがグラデーションになっているものは今回の方法では難易度が上がります。
正二十面体クラスの複雑な立体を最初から選択するのはおすすめしません!
心折れちゃうから!
目安は正八面体ぐらいでお願いします!!!
ライト(必要な方のみ)
光源が強いと描きたいものの立体感を増すことができます。
これについては写真を撮ったあとでもコントラストを調整すれば似たような効果は出せるのでお好みで。
スマホ or タブレット
撮影+アートを制作する用。
タブレット+タブレット用のペンがあれば最強ですが、スマホに指でも大丈夫です。
ibisPaint Xアプリ
こちらからibisPaint をダウンロードしてください。
写真を撮る
いろいろな角度から光を当てて、いちばん立体感が感じられる光の角度を探しましょう。
いい感じの光源が作れたら、そこからいちばん立体感が感じられるカメラの角度で撮影しましょう。
ibisPaintを使う準備
写真を読み込む
ibisPaintを起動したら、マイギャラリーを選択して、+マークから写真読み込みをタップします。

こんな画面になりますがキャンセルで大丈夫です。

フィルターを使って色分けを簡単に
コントラストの調階
これは光と影の差があんまりはっきりしなかったな……という方のみ適用すればOKです。
タブレットの方は左端のメニューから、スマホの方は下段左から2つめのペンのアイコンからフィルターを選んでください。

色調整の中のコントラストを選択して、コントラストのバーを+の方向にずらします。
明るさじゃありませんよ!

写真にもよりますが、30~50%ぐらいでいいんじゃないかなぁ。
グレースケール
同じタブから次はグレースケールを選びます。

ここでモノクロにした段階でまだまだコントラスト強くしたい……!と感じた方はコントラストのバーをさらにいじってあげてください。
ただし、4色に塗り分けるのが目的なので、あんまりコントラスト強くしすぎて2色にしてはいけませんよ!
階調化
めっちゃ明るいところ、明るい所、暗い所、めっちゃ暗い所ぐらいの区別がふんわりつくようになったら、次のフィルターです。

色調整タブの階層化を選んでください。
めっちゃ明るいところ、明るい所、暗い所、めっちゃ暗い所ぐらいの区別がもうちょっと付きやすくなる値4~8ぐらいに調整してください。
こう……フィルターかける前より、のぺっとします!笑
ペンとキャンバスの設定を整える
下段左から3番めの丸いアイコンを選択すると、ペンの種類が選べます。
ペン(ハード)を選びましょう。

次に、右上メニューの左から3番目、手のアイコンを選んでください。
手振れ補正を10、補正方法を事前補正にします。

下段の右から2番目のアイコンを選択し、レイヤー画面を開きます。
1と書いてある写真の透明度を50%に下げます。
透明度はレイヤーメニューの一番下にある白~黒のグラデーションのバーです。

透明度が下げられたら、透明度バーの左にあるメニューの左端、+ボタンを押して、新規レイヤーを追加します。
※デジタルでイラストを描く場合、透明のフィルムを重ねて1枚の絵を仕上げることが大半です。
写真をなぞってイラストを描きたいので、写真の上に白紙のフィルムを追加しました。
フィルムのことをレイヤーと呼びます。
もう一度レイヤーメニューのアイコンを閉じるとメニューが閉じます。
これで下準備は完了です!
アートを描く
さて、いよいよアート制作に取りかかりましょう!
大枠を決める→どの柄をどこに入れるか決める→柄を入れる
という流れでやっていきます。
枠線を描く
まず、描きたいものの輪郭をなぞります。
次に、形の角度が変わる境目をなぞります。
※ここの判断が難しいので丸いものは非推奨でした。
最後に、影もアートに加えたい方は影の輪郭をなぞりましょう。
こんな感じ。

ちなみに線は多少がたついてしまっても、パターンの威力でごまかせるので大丈夫です!
できれば輪郭や境界の線は意図的にはぐにゃぐにゃさせず、まっすぐ、図形的に描きましょう。
完成したら、上の画像のようにレイヤーメニューで1(写真)と2(枠線)の間に、さらに新しいレイヤーを追加しましょう。
レイヤーの順番が1(写真)と2(白紙)と3(枠線)にならなかった場合、グレーの三本線(透明度の右)の箇所をドラッグしましょう。
レイヤーを並び替えることができます。
次は2番のレイヤーに描き込んでいくので、画像のように2番を選択レイヤーにしておいてくださいね。
※任意のレイヤーをタップすると選択されて青くなります。
塗りつぶし機能で4色に塗り分ける
次にどこにどんな柄を入れるかを決めていきます。
4色(めっちゃ明るいところ、まぁ明るいところ、まぁ暗いところ、めっちゃ暗いところ)に分けるので、どこがどの明るさかな~とぼんやりイメージしてみてください。
スマホの方は下段メニュー左から2番目でメニューを開いて塗りつぶしを選択します。
タブレットの方は左端メニューから塗りつぶしを選択しましょう。
下段に虹色のアイコンが出てくるので、そこをタップしてメニューを開きます。
参照レイヤーを指定レイヤーに変更してください。
指定レイヤーの真下のレイヤーの箇所をタップすると、レイヤー一覧が表示されるので、枠線レイヤーを選択しましょう。

そうしたら、2番のレイヤーが選択されていることを確認して、一番暗い影の箇所をタップします。
真っ黒に塗りつぶされるはずです。
もし場所を間違えたら、下段メニューの右から4番目の矢印アイコンから戻せます。
描きたいものの影、描きたいものの一番暗い所を真っ黒に塗りつぶしたら、色を変更しましょう。
下段メニュー左から3番目の黒い四角をタップして色を選択します。
メニューの右側に色の要素を選択できるバーがたくさんありますね。
上から三番目の黒~白のグラデーションのバーを33%に変更しましょう。
こうなれば正解です。

この状態でメニューを閉じて、今度は真っ黒に塗り潰した箇所以外でまぁ暗い場所を塗りつぶしましょう。
この後めっちゃ明るいところ(塗らない)、まぁ明るいところ(もう少し明るいグレー)、に分けるので、比較的暗い場所以外は残しておきましょう。
先ほどと同じ手順で色メニューを開き、今度は黒~白のグラデーションのバーを66%に変更しましょう。
その状態でまぁ明るいところも塗れたら色分けは完了です。
画像のようにレイヤーを編集します。

・3のレイヤーを選択する
・2(色分け)レイヤーの透明度を50%に下げる
・1(画像)レイヤーはもういらないので非表示にする
※レイヤー番号の左下の目のアイコンで表示⇔非表示が切り替えられます
3のレイヤーでまた真っ黒に戻してめっちゃ暗いところを塗りつぶし直しておいてください。
あとは楽しくパターンを描くだけ!
各エリアごとにパターンを描く
今回はまぁ明るいところとまぁ暗いところにパターンを描き込みましょう。
ぜんぶ塗ると大変だしメリハリ付かないので、めっちゃ明るいところは真っ黒、めっちゃ暗いところは真っ白でいいです。
なんとなーく中心から放射状に広がるようなイメージを図形から受けたので、こんなイメージでパターンの方向を決めました。

※皆さんは想像だけで矢印描かなくて大丈夫ですよ!
もし描きたかったらさらに新規レイヤーを追加して、一番上(4)のレイヤーに描いてください。
その場合、パターンを描き込むときレイヤーを3に戻すのをお忘れなく!!
今回仕様するパターンはこちら。

描き順は一応描きましたが、描きやすいもので良いです。
もし好きなゼンタングルとかそれ系統のパターンがあれば、白っぽいのと黒っぽいのを使っても良いですよ。
白っぽいのはパターンの塗りつぶしなし、黒っぽいのはパターンの塗りつぶしありにするのがおすすめです。
このパターンを矢印の方向に沿って描きました。
こんな感じ。

完成!
いえ~い! お疲れ様でした!
下段右端の矢印から画像を保存でぜひあなたのアートを保存してください!
まとめ
今回はアート初心者でも写真から60分でできるゼンタングル風おしゃれパターンの描き方についてご紹介しました。
写真を使えばデッサン力いらずで自然な陰影のある立体感が出せるアートを簡単に描ける面白さ、体験できたでしょうか?
ぜひやってみたい……!と思った方は短時間で素敵なアートが完成してしまう快感を味わってみてください!